渋滞緩和への取り組みについて

今年のお盆も快晴に恵まれ、里帰りされた方や行楽地に出掛けられた方も多かったと思います。
毎年各交通機関の混雑が放送され、特に高速道路の渋滞はもはや夏の風物詩ともなっておりますが、以前に比べると比較的緩和されたように感じま す。ETCの普及や就業形態の変化など、様々な要因が考えられますが、それでも快適なものではありません。私もこれまで悩まされてきました。

「渋滞には先頭がある」

とはたまに耳にしますが、そういった渋滞をボトルネック型というそうです。
この名称でおおよその想像はつきますが、交通工学の立場では、先頭がありその地点から待ち行列が形成されている形と定義付けられています。
しかし、実際渋滞と感じる状態は個人によって違いますし、何を渋滞と捉えるのかは難しいようです。
要因としては、トンネル付近での速度低下、料金所での停車、工事や事故による一時的なもの、坂道による速度低下などが一般的です。

こういった渋滞解消のために様々な対策が打ち出されています。

ETCも発売当時はなかなか普及しませんでしたが、今や2000万台時代というCMが流れるほど浸透しています。それに伴う通信システムの整備も驚くほどの発達をみせています。

アメリカでは高速道路の相乗り専用レーンを設けることにより、単独での運転が減り、渋滞緩和とCO2削減という効果を上げています。また個人レベルにおいても違法駐車や飲酒運転などの法律を守るだけで、事故の未然防止になりその結果、渋滞緩和に繋がります。

新道路の建設や道路整備といったハード面での対策も大事かと思いますが、先にあげたソフト面での対策は個人の意識によるものもあります。行政や各企業の取り組みに頼るばかりではなく、我々個人が意識しなければならない事も少なからずあるのではないかと思います。