環境が引き出す能力について

ここ数日で随分と朝晩が冷え込むようになりました。こういった季節の変わり目では体調管理も難しく、弊社でも体調を崩している者もいます。私も含め、社員には心掛けるように言ってありますが、皆様も十分気をつけていただきたいと思います。

さて、急に秋らしくなりましたが、秋と言えば様々な形容詞がつきます。「スポーツの秋」「読書の秋」「食欲の秋」などございます。
先日のボクシングの世界戦では多くの批判があり、スポーツの世界でも暗いニュースが流れ残念な思いもいたしましたが、秋は多くのスポーツがシーズンを終える大切な時期です。
特に、野球は日米ともにプレイオフが行われ、大変な盛り上がりを見せました。メジャーリーグではレッドソックスVSロッキーズという、共に日本人選手が いるチーム同士のワールドシリーズになり、日本でも今年から両リーグでのクライマックスシリーズが開催されました。先日のワールドシリーズで好投した松坂投手は見事でした。
ただ、1億ドル右腕と騒がれ、日本人最高投手としての評価を受け入団した彼にとって今年の成績は決して満足いくものではなかったように思います。
逆に同じ球団に入団した岡島投手は日本にいた時以上の成績を上げ、セットアッパーとして確固たる地位を築きました。
専門家の間でも多くの要因が伝えられています。私は専門家ではありませんので、詳しくは分かりませんが、環境の違いが多分にあったのではないかと思っております。
数日海外旅行に出掛けただけで体調を崩し、帰国する方は珍しくありません。野球だけではない、衣食住の全てを含めた環境の違いが彼らに何らかの影響を及 ぼしたのは間違いないと思います。少なくとも岡島投手は現在の環境が非常に合っていたということなのだと思います。もちろん、本人の持つ能力が大前提です が、それをどのように引き出すかは周囲の環境が非常に大切であると思います。

それは何もスポーツに限った事ではなく、我々にも当てはまる事であります。社員1人1人が全てに満足のいく環境を整えるのは不可能かもしれませんが、社員の声を聞き、より良い企業へと発展していけるようにするのが、代表である私の使命であると考えています。